播州織とは糸を先に染め上げ、その染まった糸を使用して機織り機で様々な模様(チェック・ストライプ等)に織りあげる「先染め織物」のことです。その昔、寛政4年に西脇市の工匠が京都の西陣織から持ち帰った技術と、播州地域在来の技術とを融合させたのがはじまりと言われており、約200年の歴史があります。綿織物を中心とした天然繊維ならではのやさしい触感と、播州地方の清流から生み出す染色の技術とを組み合わせたやわらかな風合いが特徴的です。播州織は主にシャツやハンカチ、ストール等の製品として先染め織物の高い全国シェアを誇っています。 |