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“The Japan Observatory” at Milano Unica


The JOB at MU “10th Anniversary”

第1回から10回継続して出展している5社をご紹介します。
宇仁繊維(株) / スタイレム(株) / 東レ(株) / 古橋織布(有) / 八木通商(株)



宇仁繊維株式会社    メゾンを狙う


「あっという間の10回だった」という宇仁繊維。同社は国内だけでなく、世界の主要な生地展示会にほとんど出展しています。ミラノ・ウニカ(MU)もその一つという位置づけで、「成果はあった」と評価しています。商談もそうですが、「世界のレベルを知る上で、出展することでわかることがある」からです。

同社の宇仁龍一社長は「世界に売らずしてどうするか」とはっぱをかけています。人口減少など国内市場は縮小傾向にありますが、同社の売上高は20年伸び続けています、これを支えているのも輸出が伸びているからでしょう。「MUでは今後メゾン向けの取引を広げたい」と語っています。品質と高級感、ポリエステルや綿でも機能性は日本が優れていると話していました。



スタイレム株式会社    有益な場として


スタイレムは10回出展の成果について「満足している。とくにイタリアの既存顧客との距離感を縮める有益な場と認識している。また、イタリア以外の英国や米国からも顧客の来場が増えている」と評価しています。来場者についても、「イタリアの高級生地を見に来られるため、質(レベル)の高い顧客が多く見受けられる」としています。

今回は綿エコ素材(サスティナビリティ〈持続可能性〉)、ラグジュアリースポーツニット素材、透け感素材、光沢素材などを出展する。「今後も出展を続け、MUを通じてイタリア、その他の国の新規開拓を進めていく」


photo_スタイレム株式会社


東レ株式会社    ウルトラスエード出品


東レは10回の出展について「イタリアのメゾンブランドを中心に総じて継続的に成果を上げている」としています。プルミエール・ヴィジョン(PV)にも出展していますが、「秋冬向けのPVが9月に対し、MUは7月と提案のタイミングが適している。また、MUの方がイタリア顧客、メンズ顧客の来場が多い」と評価しています。

今回の出展では従来の部分植物由来ポリエステルに加え、部分植物由来ポリウレタンを適用し、バイオ比率を約30%まで向上させた厚手スエードタイプの「ウルトラスエード BX」、リサイクルポリエステルを使用した銀面調タイプの「ウルトラスエード nu RXSNF3」(19秋冬のPVでアワード受賞)を披露します。



古橋織布有限会社     継続出展で注目を


「10回出展による成果はある」と古橋織布。「一つ一つの金額は大きくないが、継続出展することで注目された」と話しています。同社の特徴はシャトル織機による小ロット生産。高密度で、見た目に独特のシワ感があり、生産に時間を要します。このため、「きれい目な合繊を好むハイエンドブランドの対象にはならないが、小ロットだから出る味を好まれる若手デザイナーやアパレルからは引き合いがある。イタリアよりもスペインや英国が多い」

今回は春夏なので綿のシャツ地を提案する予定。シャツ地としてはやや高めの価格になりますが、商談を期待しています。PVに比べてMUは出展ブース(JOB内)が9平方mからあり、「出展しやすい」ことも魅力のようです。


photo_古橋織布有限会社


八木通商株式会社     エコ関連素材も提案


「MUに10回出展。ここにきて実績が出ている」と八木通商。イタリアを中心に取引先が増えています。顧客はイタリア各地に点在していますので、展示会で提案するのは効率的です。とはいえ、会期中の3日間には多くの来場者が集中するため、テーブルに座ってじっくり話すことは難しい。このため、「展示会後に顧客を訪ねてフォローアップすることで成果に結びつけている」と話しておられました。
 今回は合繊系の機能素材を訴求。「ファッションアパレルからも機能素材を求められる」ためです。また、「欧州はサスティナビリティを重視しており、エコ関係の素材も出品。さらに同社が強みとするデニム関係の素材提案も強化しています。



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