JFWサステナブル
・プロジェクト
1-c

バイオ・ベース原料
(自然由来原料)
・環境負荷軽減原料

バイオ・ベース
(自然由来・植物由来原料)繊維とは?

繊維には、動植物などの自然界にあるものを利用した天然繊維と、石油や植物などから人工的に作られる化学繊維の大きく2つです

その化学繊維の中に、石油を原料とする「合成繊維」と、天然の木材などから精製されたレーヨン・テンセルなどの「再生繊維」が有ります

再生繊維は、植物繊維からセルロースを人工的に取り出して、繊維として再生させたもので、バイオ・ベース繊維として環境に優しく環境負荷軽減繊維として注目されています

環境配慮型素材・再生繊維の
サステナブル・ポイント

バイオ・ベース原料のサステナブル・ポイントは大きく2点

第一が「生分解性」を有し、再生繊維は自然界に存在する微生物の作用によって、最終的に水と二酸化炭素まで分解されるため、土に埋めると分解されてなくなります

第二は「カーボンニュートラル」という見方があり、原料の植物の成長過程において吸収する二酸化炭素と、繊維製品の生産や廃棄時に排出する二酸化炭素を差し引きゼロとみなされるようにして、環境への負荷を低減します

主なバイオ・ベース素材

セルロース系繊維

レーヨン/テンセル/リヨセル:木材パルプ原料

キュプラ:コットン種子のまわりに生えている繊維「コットンリンター」が原料

アセテート・トリアセテート:木材パルプを主原料とし、酢酸を化学的に反応させた酢酸セルロース繊維で、半合成繊維とも呼ばれている
全て生分解性があり、土に埋めると分解されて土に還ります

植物由来合繊

ポリ乳酸/Polylactic acid PLA繊維:トウモロコシ・サトウキビ・イモ類のデンプンを発酵させた「乳酸」を結合して作る「ポリ乳酸」を紡糸して繊維状にします
サトウキビ2本でTシャツ1枚作れて、土の中で加水分解とバクテリアの酵素反応により、水と二酸化炭素に分解される生分解性があります

バイオポリエステル:繊維の中でも生産量の多いポリエステルも、脱化石資源へと進化
ポリエステル構成の一部「エチレングリコール」を植物から作ることで、30%を植物由来 原料としたポリエステル製造など、各メーカーで様々な取り組みが進んでいます