バイヤーズ・セレクト・コーナーは、 アパレルに出展してほしい企業をアンケートしたデータを基に、 選出された企業で構成するエリアです。
今回が初の試みで、 バイヤーの目線でJFW−JCの展示会としての魅力を高めることを目指しています。 すべてテキスタイル関係の企業で、
出展件数は40軒、 104小間。 ファイバーメーカーから産地の川中企業、 テキスタイルコンバーターまで幅広い業種で、 そうそうたる企業が出展しています。コンバーターも出展しているために、
ビジネスの芽を見つけては出展企業のブースを回って、 新しいビジネスに組み立てていく動きが初日の午前中から見られました。 こうした組み立ては、
個別の出展メーカーだけでは難しい。 「商」の専門家が入ることで、 会場内のビジネスが活性化していることがうかがえます。 こうした商談はビジネスのきっかけをつかむことがカギを握るため、
通路に設けられたテーブルで十分に話ができるということです。一方、 ブースによっては、 クローズド方式で商談コーナーを設けているケースも見られます。
東レは今回、 100平方メートルとブース面積を広げたのに併せ、 商談コーナーを拡充しました。 「JC会場では突っ込んだ商売なんて、
できない」という意見も少なくありませんが、 同社がブース内に設けたテーブルが満席であることを見ると、 これは既成概念に囚われた考えであるといえそうです。
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